事業案内

エコサイクルって?

貝のスペシャリストがつくるホタテカルシウム

当組合が使用する貝殻は、食品添加剤原料・凍結防止剤原料の製造に適したものを厳選しております。貝殻に付着する海の不純物が少なく、とてもピュアな貝殻です。

環境に優しいエコサイクルのお手伝い

これまで、各種工業製品の原材料として使用していた石灰石由来のカルシウム資源を、当組合の環境にやさしいホタテ貝殻由来のカルシウム資源に変換することにより、それぞれの企業が独自の方法で行っている、環境を守る取り組みのお手伝いが出来るのではないかと考えております。
また、当組合の安全と環境を考慮したホタテ貝殻由来のカルシウム資源のご利用により、自然由来の肥料の原材料、土壌浄化剤、人にも環境にもやさしい建材、タイル、道路等の原材料として環境にやさしい製品を創るお手伝いができたらと思います。

環境に優しい凍結防止剤の製造

凍結防止剤には、一般的に安価な塩化ナトリウムや塩化カルシウム等の塩素系が主として使用されています。しかし、舗装路面、橋梁、車両等の劣化促進、道路周辺の植物への悪影響、土壌の高塩素化といった環境問題が、これらの凍結防止剤の長期的な使用によって生じてきます。
そこで、青森県で困っている「貝殻処理」「雪害」「環境悪化」の課題を全て解決すべく、当組合では環境にやさしいホタテ貝殻由来の非塩素系凍結防止剤を開発、製造、販売しております。

研究から事業化まで

背景

青森県はリンゴ及びホタテ貝の主要産地で、加工時にリンゴ搾り粕が約2万数千トン/年、ホタテ貝殻が約5万トン/年排出されており、加工業者はこれらの処理対策に苦慮している。
一方、青森県のような寒冷・積雪地帯では、道路の凍結防止対策として塩素系凍結防止剤を使用しており、脱スパイクタイヤ以降散布量が増加していることから、橋梁や通行車両等の劣化、周辺道路の植物の枯死等、環境問題が懸念されている。

研究開発体制

リンゴ搾り粕及びホタテ貝殻を自然に還す環境循環型のスキームを考案し、ゼロ・エミッション方式により環境に優しい非塩素系凍結防止剤を製造する技術を、コンソーシアム体制で研究開発した。

凍結防止剤の製造技術

ホタテ貝殻を利用した環境に優しい凍結防止剤の実用化を目指し、ホタテ貝殻と工業用酢酸を原料としたパイロットプラントを構築し、非塩素系凍結防止剤の製造技術の開発を行った。

凍結防止剤の性能評価

ホタテ貝殻を利用した環境に優しい凍結防止剤の実用化を目指し、ホタテ貝殻と工業用酢酸を原料としたパイロットプラントを構築し、非塩素系凍結防止剤の製造技術の開発を行った。

研究からエコビジネスへ

平成18年度に、農林水産省「バイオマスの環づくり交付金」 により、青森中核工業団地(青森県青森市)へ、ホタテ貝殻を原料とした製品の製造プラントを建設、平成19年3月より操業している。

パイロットプラントでの製造技術を生かし、さまざまな製品の製造を行っています。

製品ラインナップ